北朝鮮に「レッドアラーム」のウラで、日本、韓国、北朝鮮に「いま起きている本当のこと」
日韓の接近に伴って
そうした中で、最近、各地方にいる後輩からいろんな話が舞い込んでくる。そんな話の中で興味深いのは、北朝鮮が韓国との「平和的祖国統一」を放棄し、韓国を「第一敵対国」と宣言し、武力統一の準備に入ったことで、色々なことが変わり始めているというのだ。現在のような北朝鮮の状況を踏まえて、「もう組織から独立したい」という人も増えているという。 北朝鮮の平和的祖国統一放棄によって、これまでの組織活動に「大義名分」がなくなったことは確かだろう。 日韓が接近し、北朝鮮は韓国や日本との距離を広げつつある。中国は台湾危機を煽り、ロシア、アメリカなどを巻き込んで東アジア全体に不穏な空気が漂っている。いま確実に変化が起きていることは間違いないし、北朝鮮に「レッドアラーム」が灯り、それが何かしらの「導火線」になるリスクも高まっているといえるだろう。 さらに連載記事『韓国が「一人当たり国民所得で『日本』を初めて超えた」騒動のウラで、在日3世の私が直面した「意外な違和感」』では、いま韓国で起きている“もう一つの異変”についてレポートしよう。
豊 璋(在韓国コンサルタント)