台湾との経済交流強化訴え 中国序列4位の王氏、総統選念頭
【アモイ共同】中国福建省アモイで17日、台湾との交流イベント「海峡フォーラム」が開かれ、中国の国政助言機関、人民政治協商会議(政協)の王滬寧主席(共産党序列4位)は、台湾企業が中国で商業的な利益を得てきたことを強調した上で「交流を促進し(経済)発展を融合させる方向は不変である」と述べた。 来年1月の台湾総統選を念頭に、中国との関係強化が台湾の発展につながるとアピール。対中融和路線の最大野党、国民党を側面支援する狙いがあるとみられる。 王氏は、福建省で台湾との経済協力強化の施策を新たに進める方針を明らかにし、台湾企業がより活動しやすい環境づくりに励む考えを示した。