【下関ボート・GⅡレディースチャレンジカップ】〝やればできる子〟田口節子 VでのQC出場権ゲットへ優勝戦1号艇譲らない
下関ボートの「GⅡ第11回レディースチャレンジカップ」は23日が予選ラストのシリーズ5日目。 クイーンズクライマックス(QC)の最終チケットは、譲れない。田口節子(43、岡山)は昨9Rで3着。オール3連対で得点率トップに並んだ。QCは2019年から5年連続で出場し21、22年には史上初の大会連覇も達成している。今年の優勝は10月の徳山一般戦のみ。女子賞金ランク15位と、上位12人に入るには大幅な賞金の加算が必要だが、ラストチャンスで下克上Vを視界に捕らえた。 同じ岡山支部では、同5位の守屋美穂が特別戦準優でのフライングによる罰則で選出除外中。12年連続の皆勤出場だった同13位の寺田千恵は、4日目終了時点で今大会の優出が絶望的となった。その寺田からは「節子が優勝しそうなので、私の代わりに節子ならいいかと思っている」とバトンを託された。〝最後のとりで〟として女子レーサー王国のQC連続出場を途切れさせるわけにはいかない。 「足は3日目と変わらない」と相棒の29号機は序盤からの好気配を保っており、予選最終日へ機力に不安はない。初日の開会式で「やればできる子、田口です。頑張ります」と宣言した通り、5日目1、8R(5、1枠)で結果を残し、優勝戦の1号艇は絶対に渡さない。(海老澤義勝)