青森山田の正木昌宣監督「優勝するチームは連続で失敗をしない」見事に2年ぶりEAST制覇
12月3日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 EASTの最終節が行われ、青森山田(青森)がFC東京U-18(東京)を2-0で退けEAST優勝を決めた。 【フォトギャラリー】黒田剛監督(町田ゼルビア) 名将・黒田剛前監督(町田ゼルビア監督)から青森山田を託され正木昌宣監督は、試合後「(優勝することができて)ホッとしましたよね」と心境を吐露した。 前節は雪予報だったため、早めに関東に入り調整していた青森山田だったが、この1週間は雪が降る青森での調整。そんななか、サポートメンバーは雪かきをしてくれ、練習環境を整えてくれたという。 正木監督が「サポートメンバーが雪かきなどを頑張ってくれて、何とか練習はできた。それでチームの一体感が出た」と語れば、主将のDF山本虎は「今週も雪が凄く降っていたんですけど、仲間たちが雪かきを2時間くらいしてくれて・・・・。本当に感謝の気持ちがあって仲間たちがテレビを見てくれている中で優勝を決めたかった」と感謝の思いを口にした。 「優勝するチームは連続で失敗をしない。連続で引き分けたり、連敗とかはしないようにしよう」と選手たちに何度も言い聞かせてきたという正木監督。その甲斐があってシーズン中の連敗、連続での引き分けはなく15勝3分3敗の成績でEASTの頂点にたどり着いた。 ここから青森山田は、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 ファイナルと第102回全国高校サッカー選手権の2つの大会で日本一の称号をかけて戦っていく。 「あと6試合。最後まで成長しようと。あと1か月をより良いものにしようと。まだ我々は何も成し遂げてない」(正木監督)。正木監督率いる常勝軍団は貪欲に2つのビッグタイトルをとって、今シーズンを終える。 (取材=古部亮)