C・パレス、アーセナルの生え抜きFWエンケティア獲得に迫る…移籍金は総額約57億円か
アーセナルに所属するイングランド代表FWエディ・エンケティアがクリスタル・パレスへの加入に迫っているようだ。26日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。 現在25歳のエンケティアは2015年にチェルシーユースからアーセナルの下部組織へ加入し、2017-18シーズン途中にトップチームデビューを飾った。ここまで公式戦通算168試合の出場で38ゴール7アシストをマークし、2022年夏にはエースナンバー「14」を継承。しかし、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスやドイツ代表FWカイ・ハフェルツの加入に伴い、直近2シーズンは先発起用の機会が限られている。 現行契約を2027年6月末まで残しているエンケティアだが、今夏には複数クラブからの関心が明らかになり、アーセナル退団の可能性が浮上。一時はノッティンガム・フォレストとの交渉が進展し、最大3000万ポンド(約57億円)でクラブ間合意に達したものの、選手側の希望により破談。その後、今夏に日本代表MF鎌田大地が加入したクリスタル・パレスが獲得に向けた動きを強めていると報じられている。 今回の報道によると、アーセナルとクリスタル・パレスの交渉は順調に進展し、近日中にクラブ間合意に達する可能性が高まっているという。移籍金は2500万ポンド(約48億円)の固定費に500万ポンド(約9億円)のアドオンを加えた総額3000万ポンド(約57億円)になる見込み。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、クリスタル・パレスと選手サイドとの間で個人的な条件に関する合意が成立し、現在は契約の詳細部分の調整が進行中と指摘している。 今夏の移籍市場では下部組織出身で2021-22シーズンから「10番」を背負っていたイングランド人MFエミール・スミス・ロウを最大3400万ポンド(約65億円)と報じられた移籍金でフルアムへ売却したアーセナル。生え抜き選手がまた一人クラブを去ることとなりそうだ。
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