西島蓮汰、ステージに立ち続ける原動力とは “日プ2”での落選からOCTPATH加入まで
2021年4月~6月に放送され、“日プ2”や“プデュ”の愛称で多くの視聴者に親しまれていたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』。同オーディションに練習生として参加し、常に高順位にランクインしながらも、目前で惜しくもデビューを逃した西島蓮汰が2023年11月18日、日プ2の元練習生で結成されたOCTPATHに加入することが発表された。 【画像】西島蓮汰撮り下ろし写真 西島といえば、これまで日本と韓国で、デビューまでの道のりも含めてさまざまな経験を重ねてきた人物である。その中では、苦渋の決断を迫られた時期や大変な時期もあったように思うのだが、しかしそれでも、西島は再びステージに舞い戻り、多くのファンに夢や希望、癒しを与え続けてきた。 彼がアイドルという夢を決してあきらめない理由はどこにあるのか。常にステージに立ち続ける原動力は何なのか。日プ2で過ごした日々を振り返ってもらいつつ、新メンバーとなったOCTPATHへ想いや今後の目標も含めて、西島のエネルギーの源について語ってもらった。(市岡光子) ■OCTPATHに加入して抱いたファンやメンバーへの想い ――OCTPATHに加入してから初のステージを12月18日に終えて、率直な感想を教えてください。 西島蓮汰(以下、西島):ステージから見た景色に、またこの世界に戻ってこれたんだと実感しました。新しいチームで初めて見せるパフォーマンスでしたが、最後まで不安を感じることなくライブを終えることができて。ファンの皆さんがすごくあたたかく応援してくださったおかげで、本番中は余計なことは何も考えずに、しっかりと気持ちを入れ込みながらパフォーマンスできたなと思います。ファンの皆さんやOCTPATHのメンバー、家族に対して、改めて感謝の気持ちが湧きました。 ――ステージの上で見た景色は、どんなものだったのでしょう? 西島:なんというか、本当にすごかったです。ライブの始まりで僕らが登場するためにLEDのスクリーンが開いたとき、色とりどりのペンライトが真っ先に目に飛び込んできたんですよ。リハーサルの時、客席の風景も自分なりにイメージはしていたんですけど、やっぱり実際の景色は格別でした。鳥肌が立って少しうるっときてしまうような、そういう感情になりました。 ――ファンと実際に対面できたことについては、どう感じましたか? 西島:ライブを終えて、ファンの皆さんの存在は、本当にありがたいものだなと改めて感じています。THme(OCTPATHファン)の皆さんがいてくださるからこそ、僕もこの場所にいることができるので。この感謝の気持ちをうまく表現したいんですけど、言葉では表せないくらい本当に感謝しているというのが正直なところです。 ――加入発表からわずか1カ月でライブを行いましたが、準備はかなり大変だったのではないでしょうか。 西島:たしかにライブまでの時間は短かったんですけど、メンバーにすごく助けられました。スケジュールの関係で皆と一緒に練習できないときがあっても、合間の時間や全体練習の後に僕の個人練習を手伝ってくれるメンバーもいて。皆のおかげで、18日のパフォーマンスを完成させることができたと思っています。 ――18日のステージからも感じましたが、西島さんはすでにOCTPATHに馴染んでいて、良いチームができ上がっていますよね。 西島:メンバーのおかげです。皆、僕のことを本当にいろいろな場面で助けてくれるんですよ。きついことがあっても、分からないことがあっても、何かと気にかけてくれるんです。全員でダンスの練習をするときも、僕が「分からないところがある」と言えば練習をすぐに止めて、振付があやふやになっている箇所を教えてくれます。もともと、(古瀬)直輝くんとか海帆くんとか、7人のメンバーとは『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2(以下、プデュ)』で一緒に練習をしてきて仲が良かったので、僕としてもいろいろなことを聞きやすいですし、言いやすい部分があります。 ――プデュですでに本音を言い合えているからこそ、活動しやすいと感じる部分もあるのでしょうか。特に古瀬直輝さん、四谷真佑さん、小堀柊さんとは、グループバトルでJO1「無限大」を披露した際、同じチームで本音をぶつけ合っていましたよね。 西島:メンバーが皆、僕のことを受け入れてくれるのが分かっているので、安心できるというのはあると思います。それに、他のメンバーがどういうことを考えているのかを知っているからこそ、僕としても素直になれる部分があって。特にリーダーの直輝くんは僕が加入してすぐの頃、「言いたいことがあったらいろいろ言ってな。ぶつかりあってこそ、良いグループになるから。蓮汰がやりたいことがあれば、すぐ言ってな」という言葉をかけてくれたんです。そういうベースがあるからこそ、僕としても分からないことはすぐに聞けるし、変にカッコつけずに教えてもらうことができるなと思います。 ――ちなみに、加入前はOCTPATHに対してどんな印象を持っていましたか? 西島:前にOCTPATHが『KCON』に出演したとき、リハーサルを見て、本当に歌が上手いグループだなと感じていました。たしか「Like」をパフォーマンスしていたんですけど、楽曲で表現したい感情が、メンバー一人ひとりの表情からすごく伝わってきて。直輝くんをはじめ、8人がそれぞれ、大舞台ですごく良い表情をしていたんです。表現力の豊かさに衝撃を受けたことをよく覚えています。 ――その後、実際に新メンバーとしてグループに加入をすることになります。新メンバーとして加入したからこそ感じるOCTPATHの強みは、何かありますか? 西島:強みは、やっぱりチームワークの良さ。そこは本当に素晴らしいなと、加入して改めて思います。今では自分もメンバーのひとりですけど、周りから見ても仲の良さが伝わってくるグループのことが、僕自身すごく好きなんです。パフォーマンス面で言えば、細部までシンクロしたダンスと、違うジャンルを得意としたメンバーが揃っている点もすごく強みだなと感じています。 ――チームワークの良さは、どのような場面で感じることが多いのでしょう? 西島:食事や休憩時間の何気ない会話の中でも感じますし、グループの未来について会議をするときもよく感じていますね。自分たちがこれからどうすればもっと良いグループになれるのか、会議の中で真剣に話し合っていて。そこで出てくるメンバーの意見に僕も共感する部分がたくさんありますし、僕は僕でこれまでの経験を活かしながら、自分なりのアイデアをぶつけることもあって、個々の力が合わさってOCTPATHの活動ができ上がっているなと思います。
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