佳子さま、きょう30歳 公務で多忙な日々 手話で新たなスタイルも
秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまが29日に30歳の誕生日を迎えられました。 【画像】訪問先でのファッションも注目の的に 美濃焼のイヤリングや輪島塗の髪飾り 佳子さまの心遣い
■手話のスタイルに変化も
赤のコートにグレーのセーター。赤いイヤリングを耳に着け、華やかに色づいた赤坂御用地内を歩かれる佳子さま。 お茶の木々が丸く刈り込まれた庭園を散策された際には、晴れやかな笑顔も。佳子さまは29日に30歳の誕生日を迎えられました。 10年前、20歳の誕生日の際には記者から自身の長所と短所をたずねられた際は、このように答えられました。 佳子さま(当時20歳) 「私の性格についてですが、長所は自分ではあまり思いつきません。短所は、父と同じように導火線が短いところがありまして」 父の秋篠宮さまが、ご自身の性格を「短気」と評していたことを受けてのこの発言は、笑いを誘いました。 母の紀子さまは、佳子さまとの20年間の思い出についてこのように話されました。 紀子さま(2014年) 「佳子は小さいときは静かな女の子で、でもよく周りを見て自分の意思をしっかり持っていたように思います。小学生のころになりますと、スケートリンクへ一緒に通いましたことを懐かしく思いだされます」 そして、成年皇族として第一歩を踏み出された佳子さま。 佳子さま(当時20歳) 「公的な活動に関する関心事ですが、これから様々な活動に参加する中で、自分の関心を持っている分野について考えていきたいと思っております」 佳子さまが皇族として果たすべき役目を模索する中で、積極的に活動されてきたのが聴覚障害者と関わる公務です。紀子さまの影響で手話を学ばれていた佳子さまは、去年のスピーチコンテストでは新たなスタイルを試みました。 佳子さま 「昨年の手話スピーチコンテストの際、私は手話と声を同時に使ってあいさつをしていましたが、この後は手話のみでのあいさつとし、手話通訳の方に読み取り通訳をお願いします」 冒頭を除き声を発することなく手話のみで参加者にエールを送られた佳子さま。その理由は「手話が声と同時に使うものだという印象を与えかねない」と考えられたからだということです。 皇室ジャーナリスト 山下晋司氏 「聴覚障害者に寄り添うということと、多くの人に手話に対する理解を深めていただきたいというお気持ちからだと思います」