右から、関大・金丸、青学大・西川、愛工大・中村、明大・宗山

　日本高野連と全日本大学野球連盟は10日、プロ入りを希望する選手に義務づけている「プロ野球志望届」の提出を締め切った。それぞれのホームページ上で公示しているプロ志望届提出者一覧を更新し、高校生159人、大学生162人の計321人となり、昨年より高校生が20人増で、大学生は10人減、全体で10人増となった。未提出者は24日のドラフト会議で指名を受けることができない。 　大学生では、3月に侍ジャパンに選出された4人が目玉。三拍子そろった外野手の青学大・西川、本格派左腕の関大・金丸、圧倒的なストレートが武器の愛工大・中村、今春に右肩甲骨を痛めながら今秋に完全復活した明大・宗山は1位入札が有力だ。 　このほか俊足強打の大商大・渡部、法大の157キロ右腕の篠木らも上位指名候補に名を連ねる。青学大の右のスラッガーの佐々木、日体大の大型右腕の寺西らも注目の存在だ。 　高校生では、世代ナンバーワン右腕といわれる今春センバツ準Vの報徳学園（兵庫）の今朝丸、攻守にレベルが高い花咲徳栄（埼玉）の大型遊撃手の石塚、前橋商（群馬）の本格派左腕・清水、東海大相模（神奈川）の198センチ右腕、藤田らが1位候補。投打でトップレベルの桐朋（東洋）の森井はプロ志望届を出したものの、大リーグ挑戦を打ち出した。