日本刀の“幻のコレクション”が九州国立博物館に! 4月14日まで特集展示/福岡県太宰府市
所蔵品が大幅に充実
九州国立博物館の刀剣の所蔵数は30件ほどでしたが、今回の31件の寄贈により、ほぼ倍増。つばなどを含む刀剣類としては、計約100件を数えるようになりました。 「(上質な展示に関わるのは)学芸員としての醍醐(だいご)味。至福の時で、ワクワクするものでした」と、望月さんはその質にも太鼓判を押します。発行した図録にも「当館の刀剣類は、質・量ともに飛躍的に充実できた」と感謝をつづっています。 寄贈品は今後、「刀剣の『核』として大切に収蔵しつつ、積極的に活用していきたい」としています。展示替えを行う中で常設展でも紹介したり、他館への貸し出しも検討したりと、多くの人に見てもらいたい考えです。 ◇現代の刀職たちと魅力を語る特別イベントも 同館は関連企画として、北﨑さんが集めた品々の特徴や魅力について、福岡県大牟田市で活動する現代の刀職たちと語るイベントを4月6日に開きます。「きゅーはく☆とっておき講座『刀職と語る!北﨑徹郎の刀剣コレクション』」で、13時30分から。会場は1階ミュージアムホールで、聴講無料です。
◆開催概要 【イベント名】特集展示「日本刀の美 ―北﨑徹郎の愛刀―」 【会期】2024年1月30日(火)~4月14日(日) ※休館:月曜 【開館時間】9:30~17:00(3月31日までの金・土曜は20:00まで) ※入館は閉館30分前まで 【場所】九州国立博物館 4階 文化交流展示室 第11室 (太宰府市石坂4-7-2) 【観覧料】一般:700円、大学生:350円、高校生以下・70歳以上:無料
読売新聞