マレーシアとシンガポール、ジョホール経済特区設立で最終合意
Danial Azhar [クアラルンプール 7日 ロイター] - マレーシアとシンガポールは7日、マレーシア・ジョホール州とシンガポール間の経済連携強化を目的として、越境経済特区「ジョホール・シンガポール経済特区」をジョホール州に設立することで最終合意した。 投資を支援し、国境を越えたヒトとモノの流れを円滑化する。両国は経済特区の共同開発について、1年ほど前に原則的に合意していた。 最終合意は、シンガポールのウォン首相と上級閣僚によるマレーシア訪問中に発表された。 ウォン氏は、マレーシアのアンワル首相との共同記者会見で「これは重要なプロジェクトだ。両国は競争力や価値を高め、より多くの投資を共同で呼び込むことが可能になる」と強調した。 マレーシアのラフィジ・ラムリ経済相は記者団に対し、両国はジョホール州に製造業や物流から観光、エネルギー転換に至るまで、幅広い分野で価値の高い投資を誘致することを目指していると説明した。