タケノコ、東吉部の集荷場に続々 今年は「表年」育成も良好【宇部】
宇部市東吉部のJA山口県タケノコ集荷場で今季の業務が始まり、宇部、山陽小野田、美祢市の生産農家が、収穫したタケノコを続々と持ち込んでいる。今年は収穫量が多い「表年」に当たり、昨年の6㌧よりも多い8㌧の出荷を見込む。 同集荷場は、2020年度までは加工場でタケノコを水煮缶にする作業も行っていたが、21年度からは集荷機能だけとなった。持ち込まれた後は、職員が大きさ、傷の有無などを見て小、中、外に分類し、市外の加工場に送っている。 今季2回目の集荷日となった10日は、午前9時の開場から生産者が次々と軽トラックの荷台に積んで運んできた。 生産者の高齢化で、ここ数年は持ち込まれる量が減少しており、生産者の下へ集荷に行く有料のサービスも実施。今年は生産者の意欲向上を目指し、買い取り単価を引き上げ、集荷量の確保に努めている。 元JA職員で集荷作業に携わる山本文夫さん(62)は「初日の集荷量は856㌔。きょうは約1㌧になり、生育も良さそう」と期待した。 今季は26日までの月・水・金曜の午前9時~正午に集荷作業を行う。