【「平等」に何度も言及】秋篠宮家次女・佳子さまのスピーチから見える「当たり前の権利」への憧れ
「平等」への願い
12月29日に30歳の誕生日を迎えられる秋篠宮家次女・佳子さま。 大きな節目を目前に、日々、公務に邁進しているが、今年は将来の結婚相手候補についての報道が飛び出すなどプライベートでも注目を集めている。 【写真】ナイスプレーに思わず笑顔!佳子さま「まぶしすぎる水色ワンピース」姿 国内だけでなく、海外でも高い人気を誇るプリンセスの現在地について、元日本テレビアナウンサーで現在は皇室ジャーナリストの久能靖氏が語った(以下、「 」はすべて久能氏の発言)。 「私が非常に注目しているのは佳子さまがこのごろ、ご公務の挨拶のなかで『ジェンダー』や『平等』について、しばしば触れていることです。『誰もが人生の選択肢を持てるようになること、そういったことがごく当たり前になる社会になることを願っています』というふうに、何回も『平等』に触れている。 たしかに日本は男女格差にしても平等とは言い難い。そんな状況を問題視し、いろんな選択肢を持てるような人生になってほしいと言及されている。日本社会に向けてそう願うと同時に、皇室でもそうなってほしいという佳子さまの願いが込められているようにも感じられます。 女性皇族が結婚するとき、相手の身分がどうのこうのと、いろいろなことが言われてしまいます。『好きになってしまったのだからいいじゃないか』というような、一般社会で認められている権利が皇族にもあっていいんじゃないのかと訴えかけられているような気がしてしょうがないんです」 ◆「皇室に変化を」と訴える意図か 「姉の眞子さんと小室圭さんの結婚を念頭にした発言であることは間違いないでしょう。あのお二人は大学で出会って交際して、ごく普通の結婚をするはずだったわけです。それがこじれて、大騒ぎになってしまった。 佳子さまがお相手の家柄を抜きにして『好きになったから』とすぐに結婚できるかというと、なかなかいまの皇室では難しい。でも、皇室も少しずつ、そういうところを変えていかなくては、という意識のあらわれなのでしょう。 最近のご公務のあり方を見ていると、もう一つ感じることがありました。それは、佳子さまご自身が人と接することが大好きな方なんだ、という点です。ご公務の際は、自分から進んで人々に話しかけられているでしょう。その時の笑顔を見ていると、そう感じずにはいられないのです」 「一般の方たちの輪にも、佳子さまはスッと入っていける親しみやすさがある。これは佳子さまの大きな強みだと思います。子どもに対しても非常に温かい目を持っている。コミュニケーションが好きでなければ、時折披露されている手話もあれほど上手くはならないでしょう。よほど熱心に勉強している証拠です。 プリンセスながら『心から優しい人』と国民も認識しているはずです。佳子さまは現在の皇室の方々の中でも、国民のなかに入っていき、国民の気持ちを少しでも理解しようとするという姿勢を一番実現していると思っています。30歳を迎えられても、このまま真っすぐに歩んで行かれてほしいというのが、私の願いです」 10月31日発売となる『完全永久保存版 「東洋のダイアナ」に成長するまでの全記録 佳子さま 凛々しきプリンセス「30年のあゆみ」』(講談社・1760円)には、OLスーツ姿での通勤姿、大学生時代に新歓合宿で見せた初々しい笑顔ほか、本誌だけが目撃した超貴重な写真を収録。佳子さまの素顔を100枚以上のオールカラー写真とともに詳報している。
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