大谷獲得レースからフィリーズ、ナショナルズ、オリオールズが撤退、理由は
その一方で大谷賛歌も終わらない。 NBCスポーツは、「元アスレチックスの強打者ゴームズの大谷スカウトレポート。『俺は大谷の大ファンだ』」との見出しで、2016年にシーズン途中まで楽天でプレーしたジョニー・ゴームズ(36)の証言で構成する記事を掲載した。 ゴームズは、楽天では、わずか18試合で1本塁打、打率.169と散々な結果に終わり途中退団したが、「ゴームズは二刀流大谷の才能を日本で直に見ることができた」と伝え、「大谷はコンスタントに100マイル(160キロ)を投げる。あの男はやるぞ」というゴームズのコメントを紹介した。 記事では「ゴームズは『大谷の宣伝は誇大なものではない』と断固主張している」とした上で、「もし100マイルを投げる腕があったとしたらスライダーはどうなるかわかるだろう? 加えて速球と同じ腕のスピードから投げることのできるスプリットもある。チェンジアップもカーブもあるんだ。もし大谷が今ドラフトされるなら、全体の1位指名と考えるのは簡単なことだ」というゴームズの証言を報じた。 またゴームズは「打者・大谷」に関しても、こう印象を述べた。 「私は、この男が東京ドームの天井にボールをぶつけるのを見た。それが何を語るか。バットスイングにスピードがあり、パワーがある証拠だ。東京ドームの天井にぶつけるのは、アメリカのどの室内球場の天井にぶつけるよりもはるかにすごいこと。シアトルで屋根が閉じている時、そのてっぺんにぶつけるようなもので、すごい高さがある」 記事では最後に「人間・大谷」についてのゴームズ評も加えられた。 「私は、彼の大ファンだ。仕事に対する姿勢も見てきた。選手が、彼をどのように扱い、どれだけ尊敬されているかも見てきた。(日本では)すべてが年功序列である。彼は、大スターとして認められていたが、チームの先輩選手からも最大級の敬意を向けていた。大谷には、アメリカでスター選手になるだけのリーダーシップがあると信じている」 ゴームズの大谷に対する大絶賛で記事はまとめられたが、直接大谷を知る男の証言は全米のファンに説得力を持って受け入れられるだろう。