衆院選の投開票から一夜。熊本県内では、いずれも自民党前職が当選し、朝から有権者へ当選を報告しました。 　熊本2区で2回目の当選を果たした自民党前職の西野太亮さん。 西野さん 「全国的には自民党に対して大変な逆風、大変なご批判を受ける中での選挙戦でございました。みなさま方の期待に応えるためにも、しっかりと仕事をしていかなくちゃいけない」 　熊本県内の小選挙区は、熊本1区では、前防衛大臣で自民党前職の木原稔さんが6回目の当選。 　熊本2区では自民党前職の西野太亮さんが参政党、共産党の新人を振り切り、2回目の当選。 　熊本3区では自民党の国会対策委員長を務める坂本哲志さんが8回目の当選。 　熊本4区では自民党前職の金子恭之さんが9回目の当選を果たしました。 　なお、県内の野党候補の比例復活はなく、前回に続き県内の野党議席はゼロとなりまた。 　また、県関係では比例単独で公明党前職の吉田宣弘さんが当選しています。 　選挙区では、これまでの実績と経験を強調し、自民党前職が4議席を守りましたが、全国的には自公過半数割れで、与党にとって厳しい選挙結果となりました。 西野さん 「政治とカネ、政治資金の不記載の問題　これに対する不信感、ご批判というのは根深いものがあったということだと思います。信頼回復に向けてやるべきことは何なのか、そこをしっかり考え、それを実行に移していくことが重要だと思っています」 　一方、公示前から50議席を増やし躍進を果たした立憲民主党。熊本県連は、28日朝、会見を開きました。 鎌田立憲県連代表 「全国的には自公の与党の過半数割れという状況に追い込んでいますので、これから政権交代があるのかどうなのか。中央の動きもありますし、政治の緊張感は大きくなってまいります」 　なお、投票率は、前回を4.34ポイント下回る52.06%で、過去2番目に低い結果となりました。