【巨人記録室】ワースト２位タイ９試合連続２得点以下でも２勝できた理由
◆ＪＥＲＡ セ・リーグ 巨人２―３中日（２４日・東京ドーム） 巨人が中日に競り負け、３位に転落した。３回以降、得点を奪えなかった打線はこれで８試合本塁打がなく、３年ぶりの９試合連続２得点以下となった。 ＊ ＊ ＊ 【記録室】 巨人は１４日広島戦から９試合連続２得点以下。９３年６～７月の１２試合連続に次いで、２１年１０月の９試合連続と並び２番目に長い２得点以下になった。 ２１年の９試合連続２得点以下と今年を比べると（〈〉内数字は引き分け） 勝 ― 敗 得点―失点 ２１年０〈１〉８ ９―３０ 今年２〈３〉４ １０―１５ ２１年は９試合で一度も勝ち星がなかったが、今年は２勝。得点こそほぼ変わらないが、失点が半分に抑えられており、ロースコアで粘りを見せている。 ただし、今年の９試合連続２得点以下の期間に巨人は、１試合平均１・１点しかなく、本塁打は１４日の萩尾の１本だけ。現在、８試合連続本塁打なしだ。１９５０年の２リーグ制以降、巨人の連続試合本塁打なしの最長は１７年５月の１３試合連続だが、８試合連続は１７年６月以来。得点力不足解消にも一発が欲しい。（福山 智紀）
報知新聞社
