「退団の門戸を開く」レアル・マドリードがブラジル代表FWロドリゴの売却を検討か? 「獲得候補として…」
レアル・マドリードが、ブラジル代表FWロドリゴを売却する可能性が浮上している。スペインメディア『FICHAJES.NET』が、現地時間8日に報じた。ロドリゴは、2028年6月30日まで契約を残しているが、今夏にフランス代表FWキリアン・エムバペが加入してから退団の見込みが伝えられている。 23歳のロドリゴは、2019年夏にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部リーグ)のサントスFCからマドリーに完全移籍。23/24シーズンは、公式戦51試合に出場し、17ゴールと9アシストを記録している。テクニックやスピード、勝負強さを兼ね備えたアタッカーは、マドリーでの未来について「何が起こるかわからない」と発言したことで、今夏での退団話が加熱。その後、本人がこの発言の意図を弁明したことで、残留することが既定路線と考えられていた。 ところが状況は一変した。同メディアは、「レアル・マドリードがチームのスター選手に退団の門戸を開く」というタイトルで、「エムバペが加入したあと、マドリーは新シーズンのスターティングメンバーではないロドリゴの売却を望んでいる」と報じた。さらに「マンチェスター・シティとリバプールが、若いFWの主な獲得候補として挙げられている」とプレミアリーグの2クラブが興味を示していることを明かしている。 報道によれば、シティはアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスがアトレティコ・マドリードへの移籍が秒読みになっているため、その後継者としてロドリゴが理想的な選手だと考えているという。一方のリバプールは、攻撃力の強化を目指しており、ブラジル人FWはうってつけの選手とみている模様。なお、『FICHAJES.NET』は、「マドリーは、ロドリゴを約9000万ユーロ(約144億円)と評価している」と伝えており、「これよりも低い額で交渉が始まることはない」とも報じている。果たして重要な局面でゴールを奪ってきたロドリゴを、マドリーは手放すことになるのだろうか。
フットボールチャンネル編集部