「優勝した後オードリー春日さんから意外なLINEが…」ラブレターズが明かす、キングオブコント17回目の挑戦の“裏側”
賞レース以外でもちゃんと頑張らないと
溜口 賞レースよりも、芸人人生のほうが長いので。だから賞レース以外でもちゃんと頑張らないとというところはあったかもしれないですね。 ――賞レース以外というのは? 溜口 テレビとか、単独ライブとか……賞レースにとらわれすぎてもダメだなと。 ――じゃあ、今までの決勝の中では今年が一番リラックスして臨めた。 塚本 マジでそんな気がします。 溜口 ドングリの後半の、ずっと間を使ってしゃべらない時間も、意外と冷静にできましたし。 ――ドングリで会場が引き込まれているのを感じました。10番目でよかったなとも。ドングリ拾うのも大変そうですし(笑)。 溜口 確かに(笑)。
ロバート、かまいたち、シソンヌ…かつて戦ったライバルが審査員に
――審査員がかつてともに戦ってきたライバルというのもラブレターズさんくらいだと思うのですが、お気持ち的にはどうだったんでしょうか。 塚本 ロバートさんも、かまいたちさんもそうですし。シソンヌさんも同じ年に戦いましたから。でも、やっぱり現役感があるというか、戦ってきたからこそ分かる決勝のネタの作り方とか、ラインの見方を絶対に分かってる人たちなので、それは本当にいい審査員だと思います。 溜口 「いい審査員だと思います」ってすごいね、チャンピオン。恐ろしいこと言う! 塚本 皆さんが審査した結果、われわれが誕生したわけですから(笑)。 溜口 6人目の審査員狙ってますね。 ――チャンピオンになるとその資格がありますもんね。 塚本 そうですね。免許が取れましたから(笑)。そもそも僕ら決勝に行くたびに審査方法が変わってるんですよ。 ――そうなんですよね……。 塚本 メチャクチャ雑なことを言ったら「何でも大丈夫です」っていう気持ちが強かったです。 溜口 対策もクソもない。
ラブレターズを審査するのは難しい?
――あらゆる変化に対応してきたラブレターズ。 溜口 だからこそ、優勝まで時間がかかったのかもしれない。 ――どういうことでしょうか? 溜口 変化を意識しすぎていたのかもしれません。経験が多いあまり。 塚本 本当に今年が一番何も考えてなかったもんな。それで言ったら、審査員のほうが嫌じゃないですか。ラブレターズを審査するの。どう見ればいいんだよって。 溜口 ラブレターズの評価の基準、ムズすぎると思いますよ。 ――言われてみると、ラブレターズさんのネタ中カメラに抜かれた審査員の方々、すごく難しそうな顔してました(笑)。ちょっと泣きそうな感じもあったし。 溜口 ほんとそうだと思いますよ。いろいろネタ知ってるし、全部丸裸なんで。そこから評価するってなかなかムズいと思います。 撮影 杉山拓也/文藝春秋 「あの時、どう見ても相手の方がウケていたけど…」KOC王者・ラブレターズが語った「審査員の好み」問題への本音 へ続く
西澤 千央
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