未来の九重町にあったら便利なものは? フリーペーパー「BASARE」が夢やアイデア募集、来年3月の最終号で特集
「未来の九重町にあったら便利なものは」―。大分県九重町内5公民館で作るフリーペーパー「BASARE」は、町の未来を想像した夢やアイデアを募っている。2014年の創刊以来、年2回の発行を続けてきたが来年3月の第20号で休刊となる。夢やアイデアは最終号で特集を組む予定で、「希望に満ちたたくさんの願いを寄せてほしい」と呼びかけている。 BASARE(ばされ=たくさんという意味の方言)は、「普段着の九重」「九重の魅力を九重に伝える」がコンセプト。元気に軽トラックを乗り回す地域のおばあちゃんを紹介したり、日本で最も多い名字「佐藤」が町内で特に高い割合を占めることにちなんだ「さとうさ~ん」など、ユニークな企画で人気を集めてきた。「すてきな一般人が紹介されていて面白い」と、町外から問い合わせを受けることもあったという。 今回の特集で設けた質問は「将来、地元でやってみたいこと」「10年後、20年後、どんな九重町に住みたいか」など6項目。答えやすい質問だけに回答してもよい。町内在住者に限り、今月30日までに九重文化センターと各公民館の回収箱に用紙を投函(とうかん)するか、同フリーペーパーの専用フォームから答える。 最終号では来年2月に迫る町制施行70周年の関連企画、過去に登場してくれた町民の「その後」といったコーナーも予定している。 公民館職員らでつくるプロジェクトチームは「気持ちを込めて丁寧に作り続けてきたので、最後までしっかり貫く。多くの町民に協力してもらい、素晴らしい最終号にしたい」と張り切っている。 問い合わせは九重文化センター(0973-76-3888)。