アレルギー?宗教?世界中の人が楽しめる食べ物は?「ありったけの力で社会を動かす」探究科の高校生が調査
テレビ山口
祭りやイベント、初詣など、思い出を彩るのは出店の食べ物かもしれません。しかし、アレルギーなどでみんなと一緒に楽しめないという人のために、高校生らが調査を続けています。手探りで課題に取り組む高校生の姿を追いました。 【写真を見る】アレルギー?宗教?世界中の人が楽しめる食べ物は?「ありったけの力で社会を動かす」探究科の高校生が調査 生徒聞き取り調査 「例えばなんですけど、アレルゲン物質が書いてあったりとか原産国が書いてあったりとか添加物が書いてあったりとか…やっぱり、アレルゲン物質とか書いてあったら選びやすいかな」 アンケート用紙を手に聞き取り調査をするのは山口県立下関西高校の生徒です。 この日は下関市内のイベント会場で、訪れた人たちにイベントでの食べ物について考えを聞き取りました。 下関西高校探究科2年生 中田銀時さん 「露店に関して食材の情報、例えばアレルゲン物質だったりとか添加物だったり、原産国など記載がないんですけど、それで困ってる人がいるんじゃないかって、それで困っている人がいるんじゃないかって私たちは考えて、それを解決する方法を模索しながらアンケートを行って情報収集を行っています」 外国から来た人をもてなしたり、留学先でイベントを楽しんだりするとき、食べ物が壁になることはないのか。 おもに英語を中心に学習を進めている生徒たちは、そうした心配を研究対象に、調査を始めました。 ■答えのない問題 どう答えを探すかが問題 下関西高校は県内有数の進学校で、毎年、難関大学の合格者を出しています。下関西高校の中でも、探究科は自ら考える力に重きを置いてます。 岡田省吾教諭 「将来社会に出たときに答えのないような課題に出会うことも多いと思いますが高校生らしく自分たちの意見をまとめて、いろんな場面を捉えては発表していくと いう活動を繰り返し行っているのが探究科になります」 ■手間、コスト…提供側の思いとすれちがいも 調査の2日前、生徒たちは小麦粉の代わりに米粉を使ったパンをつくる店を訪れました。 小麦は3大アレルゲンのひとつで、アレルギーの人が食べると重篤な症状を起こす恐れもあります。
【関連記事】
- 妻涙の訴え「夫が死ぬほど暴行を受けることをしたのでしょうか」ウインカー出さず右折→注意されて口論になり死亡させた男に厳罰求める
- 「電気代が…」テレビをつけ料理の母親に立腹・38Lの灯油をまいて放火した男 最後の引き金は息子に言われた「じゃあ死ねば」
- “金庫2つ、1億円ある家”盗みに入る5人組「人がいたら縛っちゃおう」→日本刀で返り討ちに 「報酬100万円タタキ(隠語で強盗)の仕事」“闇バイト”で集まった男たち “ルフィ”指示役とみられる関東の連続強盗に関与のメンバーか?裁判取材メモから事件を読み解く
- 「生きているという実感が欲しかった」 難病・脊髄性筋萎縮症の女性 重度障害あっても地域で暮らす選択
- 「驚きという感情は、すぐに救おうと変わった」仲よし中学生3人がとっさの判断 夜の海に入り女性を助け出す