「盛り上がるマザーズ」という分析に覚える"違和感"の正体
確かにマザーズ市場の売買代金は増えている。それでも「盛り上がっている」という分析に違和感を覚えてしまうのはなぜか(写真:Ryuji/PIXTA)
FRONTEO(2158)、ENECHANGE(4169)、アスタリスク(6522)、グローバルウェイ(3936)――。昨年の今ごろはまったくの無名、もしくは上場していなかった銘柄が、足元のマザーズ人気を支えている。 動意づいたきっかけ(カタリスト)こそバラバラだが、毎日十分な(十分すぎる)流動性がある。腕自慢の短期トレーダー、そして流動性をかぎ取ったアルゴリズムの投機マネーが、これら人気銘柄に流れ込んでいる。 大半が「買い→売り」の順番で注文が入る市場だけに、「株価の上昇モメンタムが強い銘柄であること」が重要。ひところ主役だったプレミアアンチエイジング(4934)は、株価の調整とともに流動性も大きく低下した。 マザーズ銘柄の決算発表集中日は11月12日(金)。このあたりからマザーズの売買がスケールアップした。
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岡村 友哉