世界初?仙台で「笹かまぼこ巨大ガチャ」登場 アーケードに長蛇の列
珍しい「笹かまガチャ」の前には長蛇の列ができた
仙台の特産品として有名な「笹かまぼこ」が、全長3メートルを超える巨大ガチャになって登場した。仙台市中心部のアーケードに9月17日から4日間にわたり設置され、ガチャを回して出てきたカプセル1個につき、1枚の笹かまぼこと無料で交換することができる。初日の17日には、珍しい「笹かまガチャ」を回そうと、アーケードに長蛇の列ができた。
「笹かまぼこ巨大ガチャ」には1200個のカプセルが入っており、レバーを回すと笹かまぼこのパッケージが印刷されたカードが入ったカプセルが出て、本物の笹かまぼこと交換できる。中には、5千円相当のかまぼこ詰め合わせと交換できる「当たり」のカードも。かまぼこのガチャは「世界初」とみられ、大きさは通常のガチャの約25倍という。 巨大ガチャを設置したのは、今年創業80年を迎えた笹かまぼこの老舗「阿部蒲鉾店」(仙台市)。主力商品の笹かまぼこを全面リニューアルした同社が「新しい笹かまぼこをできるだけ多くの人に試してもらいたい」と企画した。同社ブランド推進室の齋藤和彦さんは「本物の笹かまぼこをカプセルに入れたかったが、生ものなので、冷蔵庫付きのガチャを用意しなくてはならず、実現出来なかったのが残念だった」と語る。
巨大ガチャ設置初日の17日、本店のある仙台市中心部のアーケードには午前11時の開始に合わせて長蛇の列ができ、午前11時15分には初回の定員100人に達した。静岡県から来たという嶋只久さん(36)は「通りかかって並びました。当たりがでなくて残念だけど、楽しかった」と笑顔で話した。 笹かまぼこ巨大ガチャは9月17日から4日間、仙台市青葉区のクリスロード商店街にある阿部蒲鉾店本店前に設置されている。午前11時、午後1時半、午後4時からと1日3回実施され、各回100人限定で無料で参加できる。 (中野宏一/THE EAST TIMES)