「これから先の人生でずっと記憶に残る特別な勝利」。死闘を制したアメリカ、レブロンは「試されるのは大歓迎」と決勝へ意気込み<DUNKSHOOT>
「素晴らしいことだね。俺は39歳で、22度目のシーズンになる。これから先、この大会のように何かを競い合える大きな舞台にどれだけ多く立てるかわからない。今夜はまさにそんなビッグゲームだった」 レブロンは試合後にそう語り、10日(日本時間11日04:30)に迎えるフランスとの決勝についても口を開いた。 「(フランスは)ものすごく負けず嫌いなチーム。確かに、ウェンビー(ヴィクター・ウェンバンヤマ)にとっては初のオリンピックだけど、あのチームは長い間ずっと一緒にプレーしてきた。しかも(ホームの)観客の後押しが彼らにパワーを与えている」 世界最高クラスのチームバスケットを奏でるセルビアを下したアメリカ。デュラントが「ここにいるみんなにとって、これから先の人生でずっと記憶に残る。それだけ特別な勝利だった」と語れば、レブロンは「試されるのはいいこと。大歓迎だね。俺たちが掲げる究極のゴール(金メダル)まであと1勝だ。土曜日の試合を楽しみにしている」と、自身3度目のオリンピック優勝に向けて意気込んだ。 アメリカが勝てば大会5連覇、片やフランスは初優勝がかかる大一番。しかも開催国の優勝となれば、1996年のアトランタ大会を制したアメリカ以来となる。決勝戦は序盤から両チームの意地と意地がぶつかり合う白熱した攻防が展開されるに違いない。 文●秋山裕之(フリーライター)
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