「梅田ロフト」2025年春に営業終了…大阪・キタのランドマーク的存在だった35年間の歴史に幕
雑貨専門店「梅田ロフト」（大阪市北区）が2025年春に営業を終了することになった。JR大阪駅北東部の若者が集まる茶屋町エリアでランドマーク的な存在だったが、建物の契約満了に伴い35年の歴史にいったん幕を下ろし、同じ大阪キタの別の場所に移転する。
運営会社が発表した。同店は1990年4月に東京・渋谷に続きロフトの2号店として開業。売り場は6フロア（約5300平方メートル）で、生活雑貨や文具、化粧品など約6万点を取り扱い、全国170店で最大級となっている。長年、若者らにデートスポットや待ち合わせ場所としても親しまれてきた。運営会社は詳細な移転先を明らかにしていないが、1フロアで商品数を絞り込んだ店舗とする方針だ。
茶屋町エリアでは、2022年9月に、梅田ロフトの地下にあった映画館「テアトル梅田」も閉館していた。一方、大阪駅の近隣では、昨秋以降、複合ビルの「JPタワー大阪」や「イノゲート大阪」、再開発区域「うめきた2期（グラングリーン大阪）」が相次ぎ開業している。梅田ロフトの移転は、一帯の人の流れに影響を与えそうだ。
