競争激しい韓国で大学入試 浪人生増、医学部の定員拡大影響
【ソウル共同】苛烈な受験競争で知られる韓国で14日、日本の大学入学共通テストに当たる大学修学能力試験が行われた。受験生は約52万3千人で、韓国メディアは例年と比べ浪人生の数が多いことに注目。尹錫悦政権が医師不足解消に向けて来年度から医学部の入学定員を拡大するため、再挑戦する受験生が増えたもようだ。 受験生が通勤ラッシュに巻き込まれて試験に遅れないよう、官公庁や一部企業は出勤時間を遅らせるほか、首都圏の公共交通機関では地下鉄の運転本数を増やして対応する。英語のリスニング試験中は、航空機の離着陸が禁止された。