大谷ドジャース移籍 来年の経済効果は643億6800万円! 韓国での開幕戦チケットの”プラチナ化”は必至【WBS】
アメリカ・メジャーリーグの大谷翔平選手がドジャースに移籍すると発表しました。契約額は10年で7億ドル(約1015億円)と、プロスポーツ史上最高となりました。ドジャースの開幕戦は韓国で行われる予定で、観戦ツアーなどをめぐって、現地は早くも熱気を帯びています。 メジャーリーグの公式サイトに掲載されたのは、ロサンゼルス・ドジャースのユニフォームを着た大谷翔平選手の姿。大谷選手の移籍先がついにドジャースに決定し、契約金額は10年で7億ドルに。アメリカのメディアによると、契約総額では、サッカーのアルゼンチン代表リオネル・メッシ選手などを上回り、プロスポーツ史上最高となります。 大谷選手は自身のインスタグラムで「決断までに時間がかかって申し訳ありません。次のチームをドジャースに決めました」と発表。ロサンゼルスにあるドジャースショップの店員も「(契約金7億ドルは)とてもクレージーだ。店がより忙しくなり、確実に売り上げが上がることに興奮している」と期待を寄せます。 日本の複数の旅行会社も大谷選手が出場する試合の観戦ツアーに熱い視線を注いでいます。大手旅行会社の関係者は取材に対し「正式にツアーの準備に着手している。パンフレット作成を急ピッチで進めている」と話します。 今回の移籍がもたらす経済効果について、関西大学の宮本勝浩名誉教授は「来年の経済効果は643億6800万円。来年は、経済効果が非常に大きい」と語ります。 エンゼルス残留の場合は経済効果がおよそ500億円でしたが、ドジャースに移籍する場合はおよそ140億円アップ。理由として観客数が多いことや、グッズの売上高と放映権料が増えることなどが挙げられるといいます。 「通常の有名なタレントの場合でもせいぜい数十億円ぐらい。たった1人で、600億~700億円の経済効果をもたらす人は今後、出てこないのではないか」(宮本名誉教授)
一方、来年3月にドジャースの開幕戦開催が有力視されるのが韓国ソウルにある高尺(コチョク)スカイドームです。 施設の管理者によりますと、MLB側から人工芝の長さやクッション性などで指摘を受け、来週から張り替え作業を進める予定。また、ロッカールームや食堂などもMLB側の要望を受けて変更中だといいます。 ただ、高尺スカイドームは、座席数が1万6000席余りで東京ドームのおよそ3分の1です。 開幕戦の相手、サンディエゴ・パドレスには韓国の金河成(キム・ハソン)選手も在籍。韓国でも人気がある大谷選手とダルビッシュ有選手が対決する可能性もあるだけに、観戦チケットの”プラチナ化”は避けられません。 球場周辺の飲食店は「大谷選手が来ることをとても期待している」「売り上げにも影響すると思う。日本のファンも来るし、韓国の大谷ファンも多い」と大谷効果を早くも期待していました。 ※ワールドビジネスサテライト