第50回衆院選、投票締め切り 自公過半数確保が最大の焦点
第50回衆院選は27日午後8時、投票が締め切られた。最大の焦点は、自民、公明両党の与党が定数465議席(小選挙区289、比例代表176)の過半数(233)を確保できるかどうか。即日開票され、27日深夜にも大勢が判明する見通しだ。 主な争点は、自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けた「政治とカネ」の問題のほか、外交・安全保障、経済・物価高対策、憲法改正など。 総務省が発表した午後4時現在の投票率は全国平均で24・32%。前回同時刻の26・78%を2・46ポイント下回った。有権者の20・11%に当たる2095万5435人が期日前投票したことも発表した。 9党など1344人が立候補し、うち女性候補数は314人で過去最多となった。 与党公認候補と立憲民主党、日本維新の会、共産党、国民民主党の主要4野党いずれかの公認候補が「一騎打ち」で争うのは52選挙区。れいわ新選組、社民党、参政党、みんなでつくる党、諸派、無所属からも立候補した。 不記載事件に関係して公認されなかった自民前職の当落や政治団体「日本保守党」の議席獲得も注目される。