炎がみるみる広がり…漆黒のじゅうたんへ 春を告げる後楽園の風物詩「芝焼き」【岡山・岡山市】
岡山放送
春を告げる名園の風物詩です。岡山市の岡山後楽園で2月7日、「芝焼き」が行われました。 芝焼きは、春を前に芝につく害虫などを駆除するとともに、新芽の出そろいを美しくするために約60年前から毎年行われている恒例行事です。芝生の外周に沿ってたいまつで芝をなぞると炎がみるみる広がり…黄金色だった芝生が一面、漆黒のじゅうたんへと様変わりしていきます。 (戸田奈沙記者) 「黒く焼けた芝からは白い煙が立ち上ります。風の向きによって登り竜のように渦を巻き空高くのぼる」 (訪れた人は…) 「来年年男なので上昇気流に一年前から乗っていきたい」 「わくわくしません?火が燃えるのは。春が近づいている気がする」 しかし急な雨に見舞われたため、開始から45分、5分の1程度の面積を焼いたところで中断。再開は9日の午後1時からで、4月には新芽が顔を出し美しい緑の芝が生えそろうということです。
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