ロープ救助国際大会で優勝 田辺市消防本部職員3人所属のチーム、和歌山
和歌山県田辺市消防本部の芝﨑竜司さん(33)、竹中隆也さん(25)、森口翔吏さん(23)らが所属するチームが、台湾の台南市で開かれたロープを使った救助技術を競う国際大会に出場し、優勝した。3人は、この大会に3回出場して初めての優勝を喜び「大会で得た学びを実際の活動現場に生かしたい」と語った。 【国際大会で優勝 ロープ使った救助技術、和歌山県田辺市消防職員の記事はこちら】 大会は10月にあり、6カ国から24チームが参加。要救助者1人を5人で救助する際の安全、確実、迅速性を競った。「高さ約30メートルの照明灯で作業中に人が動けなくなった」「人が橋から転落した」など、実際に起こりうる11の想定に各チームが挑んだ。競技の直前まで想定内容を知らされず、目の前の状況に応じて瞬時に判断する力が求められた。 3人は、奈良市消防局や三重県伊賀市と伊勢市の消防本部のメンバー4人とチーム「START JAPAN」として出場した。 森口さんは「9月の国際大会に続き、このチームでまた優勝できてうれしい」、竹中さんは「念願の優勝ができた。今後も学び続けていく」、芝﨑さんは「職場のサポートと理解に感謝し、災害から地域住民の命を救うために救助技術を磨き続けていきたい」と話している。
紀伊民報