きょう（7月3日）、ついに新紙幣が発行されました。北里柴三郎（きたさと しばさぶろう）の出身地、熊本県小国町（おぐにまち）は沸いています。 【写真を見る】20年ぶりの新札「触った感覚が全く違う」　250億円分の新紙幣が県民の元へ　熊本 日本銀行熊本支店では、3日午前8時から配送作業が始まりました。 20年ぶりとなる新紙幣。日本銀行によりますと、きょうは全国で約1兆6000億円分が発行されたということです。 台車に積まれた札束をよく見ると、そこには、小国町出身の北里柴三郎の姿が。 約250億円分の新紙幣が熊本県内の金融機関へと運ばれました。 ■いよいよ新紙幣を手に その約1時間後、日銀熊本支店のすぐそばにある肥後銀行の本店には、窓口が開く前から人の姿が。 熊本市から「8時くらいから（並んでいる）。（北里柴三郎が）小国の方なので、熊本が大好きなので欲しいなと思ってきょう貰いに来ました」 新紙幣との交換を待つ人たちが列を作りました。 そして、午前9時。 新紙幣を手にした人たちは、これまでの紙幣との違いを感じたようです。 「触った感覚が全く違う」 「とてもツルツルしています」 “タンス預金”の掘り起こしも期待される新紙幣の発行。ただ、しばらくは手元に留まるかもしれません。 「たぶん収集ボックスの中に入れる」 「使いたくないです。取っておきたい。いま見たら連番だったので、取っておきたい」