「自民1強」熊本県内、どうなる参院選…? 知事選・衆院選で勝利の自民、準備着々 野党は幸山氏、小野氏に注目
幸山氏は取材陣に「選挙を目的とした団体ではない」と強調。今後、何らかの選挙に出馬するかについては「否定も肯定もしない」と明言を避けた。 野党は元県副知事の小野泰輔氏の動向も気に掛ける。衆院選では、日本維新の会公認で東京7区に出馬して落選。維新支部長の続投要請を断り、家族が暮らす熊本市に拠点を移した。 熊日の取材に「来年の参院選で与党を過半数割れに追い込むために、野党がまとまれるかが重要だ」と強調。「いろんな政党から、選挙に出ないかという話は来ている」と明かした。 16年、19年、22年と、野党は参院選熊本選挙区で、立民を中心に統一候補を擁立してきた。ただ、次の候補は決まっていない。今月18日の常任幹事会で鎌田聡代表は「野党が一致して推せる候補者擁立に努力したい」と力を込めた。これまで距離があった維新との連携も否定することはなかった。(小山智史)