センバツ高校野球 作新学院/石橋 選手紹介/15 /栃木
◇バスケの動きが効果 作新学院 上野飛馬内野手(2年) 昨年の春、練習中にゴロを捕り損ねてから「捕らないとと思うほど、体が動かなくなってしまった」。以降、朝と夜の自主練習ではひたすらノックを受け、「足を止めない」といった基本を徹底してきた。 趣味はバスケットボール。野球を始めた小学2年の頃、作新学院OBの父に「体力をつけるためにやってみたら」と言われ始めた。父と2歳下の弟と家の敷地内で練習した。「バスケは動きが細かいので、足を動かす練習が野球につながった」と効果を話す。 今回初めてメンバー入りを果たした。「ベンチに入っていない人の分まで悔いのないように、堅実な守備で流れを作りたい」。真岡市立長沼中出身。170センチ、68キロ。【鴨田玲奈】 ◇負傷中に筋力アップ 石橋 林宏應外野手(2年) 公式戦デビューとなった昨秋の県大会は全試合に出場し、「大会の雰囲気にのまれず、良い緊張感で戦うことができた」と話す。 10月の練習中に右足首の靱帯(じんたい)を損傷し、1月中旬まで練習に参加できなかった。理学療法士にメニューを教えてもらい、他の選手がグラウンドで練習している時間は、体育館にこもってベンチプレスなど上半身のトレーニングを座りながら行った。少し回復してからは下半身も鍛えた。「焦りもあったが、できることをしっかりやれたので、体重も4キロくらい増えて、筋力も付いた」と手応えを語る。 瞬発力を課題に挙げる。「練習を重ねて、積極的に打っていきたい」。宇都宮市立清原中出身。174センチ、75キロ。【鴨田玲奈】=つづく