相次いだ女児襲撃、手口に共通点も…服役中の45歳を18年前の殺人未遂容疑で逮捕
裁判記録によると、勝田容疑者は中学校でのいじめや家庭内の厳しいしつけが原因で、自らの腹部を刃物で刺す自傷行為に及ぶようになった。高校生の頃以降に少女が登場するアニメに興味を持つようになり、「女の子を刺したい」との欲求が芽生えたという。公判では「(被害者は)急に襲われて怖かったと思う」と口にする場面もあった。
勝田容疑者は服役中の18年5月、岡山県津山市で04年に小学3年女児の腹部や胸部を刃物で刺して殺害したとして殺人容疑で逮捕された。
勝田容疑者は当初、岡山県警の調べに関与を供述した。その後、「うその供述をした」と否認に転じ、公判では「犯人を演じた」などと主張したが、岡山地裁は22年1月、当初の供述について「遺体の状況とよく符合し、犯人でなければ供述することが困難。信用性を強く裏付ける」などとして有罪を認定。「女の子の苦しむ顔を見たいと考え、抵抗されたことから刃物で刺した」と指摘していた。