<アンチヒーロー>最終回の見どころは? 38分38秒に及ぶ「大法廷シーン」 “父の日”に親子の絆に思いをはせて ドラマPが語る
最初に「プチ注目ポイントです」と切り出したのは、「青山さん(林泰文さん)の家庭が出てくること」だ。「青山さんの奥さんが出てきます。第9話で麻生祐未さんや音尾琢真さんが事前告知なしで登場して話題になりましたが、青山さんの奥さんを演じる俳優さんは事前に解禁しないので、見て楽しんでいただけたら」とアピールする。
本筋の見どころは「本当に長い法廷シーン」だという。「APさんに調べてもらったら最終回の法廷シーンは38分38秒あった」と、25分拡大の最終回の半分近くが見応えのある法廷シーンになることが分かった。
「法律を扱ったドラマである以上、最後は大法廷シーンになるだろうなと思っていました。『半沢直樹』パート1の最終回の大会議室じゃないですけど、弁護士ドラマなので勝負は法廷ですべきだという感覚はありましたね。そこは本当に見てほしいです」
そのほか、「詳しくはいえないが緋山のラストシーンは個人的にも好きな場面」と語る飯田さん。さらに「緒形直人さんが8、9キロ痩せて、志水役に臨んでくださっていて、このドラマは志水の冤罪を晴らすという一つの目的がありますので、その冤罪の行方はしっかりと気持ちの良いものになっているところに注目してほしい」と語る。
飯田さん自身、「2020年12月に娘が生まれて、そこから感じ方が変わった部分があった」と親子や家族の絆についても思いをはせる。
「最終回は志水と紗耶(近藤華さん)、倉田(藤木直人さん)と紫ノ宮(堀田真由さん)、明墨がお父さん(志水)を冤罪で殺人犯に仕立てあげたことによって家族を奪ってしまったその娘への思いを描きます。自分自身にとって何が大切か、その感情に注目して見てほしいなと思います」とメッセージを送る。
くしくも最終回を放送する6月16日は「父の日」。親子、家族に思いをはせながら最終回を楽しみたい。
ドラマは「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士・明墨(あきずみ、長谷川さん)を通して、視聴者に「正義とは何か?」を問い掛ける法廷エンターテインメント。脚本は4人の脚本家によるオリジナル。