『キングオージャー』ヒメノ役・村上愛花、すっぴんも初披露の1st写真集に“裏テーマ”「愛がこもってます!」
――それは感動してしまいます……。『ViVi』からの贈り物ですね。撮影についてもお話を聞かせてください。ファッション誌の撮影と写真集の撮影はやはり違うものですか? ファッション誌の撮影は、お洋服を見せるためのテーマがあるんですけど、写真集はそのテーマがなくて、自分の見せたいものを出せるということで、一番最初に撮影した時は戸惑いました。でも、撮影したカットを確認してる時に、みんなの反応もすごく良くて。自分がかわいいと思うものを表現して、『ViVi』のかわいい世界観が一カット目から出ていたので、『ViVi』のかわいいがここにある! という手応えを感じることができました。 それから段々と慣れてきて、衣装やメイクが変わるごとに、こんなふうな表情を見せたいという遊び心も出てきながら、皆さんに楽しんでもらえるような一冊にしたいという思いで撮影していました。 ――いわゆるグラビアの写真集とは違った内容になっているわけですね。 『ViVi』の世界観が好きな人にとっては最高の一冊だと思います。『ViVi』からいろんな方が写真集を出されていますが、その人の魅力を引き出してくれるような、今の流行やかわいいを全部取り入れた、より親近感のあるモードファッションだったり、『ViVi』にしか作れないかわいさがあると私は思っていて。もしかすると、馴染みのない方にとってはすごく派手に思うカットもあるかもしれないんですけど、そんな作り込まれた世界観を堪能してほしいです。
■すっぴん初披露「写真集だからこそ」 ――写真集だからこそ新たな自分を出せたと思うカットはありますか? 全くメイクをしていないすっぴんを初めて出しました。洗顔するシーンを撮ったあとに、何にもメイクしないカットも撮影したのですが、すっぴんの需要ってどこにあるのかな? と思っていたので、今まで出したことがなくて(笑)。だから、まさにありのままの自分を出しているすっぴんカットは、写真集だからこそだと思います! ――村上さんのすっぴんカットに興味がある人はたくさんいるはずです! 続いて、「これは我ながらかわいい!」というカットを挙げるなら? やっぱりプリンセスのカットかな。裏表紙にもなってるんですけど、聖子ちゃんカットっぽい髪型で、アイドルを卒業しました感があるこのカットは、かわいい! ってなります(笑)。なんとも言えない表情で、ワンちゃんと一緒にいる不思議な世界観も、かわいいなと思いますね。先ほどの会見の時に、「今度どういう役をやっていきたいですか?」という質問があったんですけど、「ちょっとミステリアスな存在を演じてみたいです」と答えたんです。それも写真集のこのカットを見て、ちょっと薄暗い雰囲気のなかで撮る作品に出てみたいと思ったからなんです。