ゼレンスキー氏、トランプ次期政権で「国際社会に多くの変化」…NATO加盟へ「あらゆるレベルで戦う」
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は22日、政府高官を集めて訓示し、「2025年をウクライナにとって公正な平和の年としなければならない」と強調した。来年1月に米国でトランプ次期政権が発足した後に「国際社会に多くの変化が起きる」との見通しを示した。
ウクライナが目指す北大西洋条約機構(NATO)の加盟については、「あらゆるレベルで戦ってこそ、達成が可能になる」と指摘した。ウクライナを侵略するロシアに国際的な圧力をかけるため、外交官が各国の世論に働きかける必要があると強調した。
中国やインドとの関係強化を進める方針を示した上で、「日本との真のパートナー関係を発展させ、韓国とより意味のある関係を築かねばならない」と述べ、アジア外交を重視する姿勢を示した。