原爆罹災者名簿を公開 広島で被爆、2万3000人分
広島市は1日、1945年8月6日の米軍による原爆投下で犠牲となったり、臨時救護所で治療を受けたりした被爆者計約2万3千人分の氏名などを記載した「原爆罹災者名簿」を、平和記念公園内にある広島国際会議場で公開した。6日まで。 行方不明者の親族が消息を知る手掛かりとして、毎年この時期に実施。寺院と救護所の収容者名簿や、68年に広島東署で見つかった原爆死没者の検視調書など計82冊あり、氏名や住所、死因などが記載されている。昨年は40人が来訪し、電話での問い合わせは11件あった。このうち5件で親族を確認できた。 問い合わせは市平和推進課、電話082(242)7831。