『スマブラ for 3DS』10周年。シリーズ初の携帯機向けタイトルで据え置き機と遜色ないクオリティーの高さに驚愕。『FF7』のクラウドもDLCで参戦した【今日は何の日?】
※本記事は、2023年9月13日にアップした記事を再編集したものです。 携帯機向けとは思えない作り込み 【記事の画像(11枚)を見る】 2014年(平成26年)9月13日は、ニンテンドー3DS用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』が発売された日。本日で発売から10周年の節目を迎えた。 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』は、任天堂から発売された対戦アクションゲーム。マリオやリンク、ピカチュウなど作品の枠を超えて戦えるのが魅力の『スマブラ』シリーズ4作目となる。シリーズ初の携帯型ゲーム機向けタイトルであり、初のWii Uとのマルチプラットフォームタイトルでもある。なお、Wii U用『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』は、本作より少し遅れて2014年12月6日に発売されている。 正直なところ、4人で対戦するのに「携帯型ゲーム機で大丈夫か?」と思ったのは筆者だけではないはず。しかしながら仕上がりは予想を遥かに超える高クオリティー。キャラクターには見やすいように縁取りを付けるなどの工夫があり、小さな画面でも視認性がバッチリだった。モーションも滑らか、ぬるぬるで最高だった。ボリュームもすさまじいものがあり、ニンテンドー3DSでここまでできるとは……と最終的には誰もが感心しきりだったのでは。 ニンテンドー3DS版専用モード“フィールドスマッシュ”は、4人まで遊べるフィールド探索型のバトル。広いフィールド内を駆け回り、敵と戦ったりアイテムを取得してパワーアップしながら制限時間の5分が経ったら多彩な形式で対決する。『カービィのエアライド』にあった“シティトライアル”を彷彿とさせるようなルールだったこともあり、やり込んだ人も多かったんじゃないだろうか。3DSならではというところでは、すれちがい通信を使った“すれちがい大乱闘”というベーゴマのようなミニゲームもプレイできたっけ。 前作からの続投キャラクターに加え、発売時には10人以上の新規参戦ファイターが登場。『どうぶつの森』のむらびと、『Wii Fit』のトレーナー、『パンチアウト』のリトル・マックなどのほか、Miiファイター(格闘タイプ、剣術タイプ、射撃タイプ)も本作で初登場した。 『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降は他社のゲストキャラも参戦しているが、今回は『ロックマン』シリーズのロックマン、『パックマン』シリーズのパックマンといった面々が登場してゲームファンを驚かせた。キャラクターはWii U版と同じでありつつも、ステージの作りはまったくの別モノになっていたのもなかなか衝撃的だ。 また、DLCにも初対応。さらなる挑戦者たちとして『ベヨネッタ』シリーズのベヨネッタや『ファイナルファンタジーVII』のクラウド、『ストリートファイター』シリーズのリュウも参戦した。ダウンロードファイターの発表時は、SNSなどでかなり盛り上がっていた記憶がある。 必殺ワザのカスタマイズをすることも可能で、手に入れたパーツを自由に付け替えてのプレイもできた。いろいろと付け替えて各種モードを楽しんだことだろう。後にはamiiboとの仕掛けも解禁となり、NFCリーダーを使って連動してみた人もいるはずだ。 最新作は2018年12月7日に発売したNintendo Switch用『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。歴代ファイターが全員参戦したシリーズ最高傑作との評判で、盛り上がっている真っ最中だ。未体験であればまだまだ間に合うのでぜひ参戦を。 話が少し脱線するが、『スマブラ』の生みの親である桜井政博氏が、自身のYouTubeチャンネル“桜井政博のゲーム作るには”で、“大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U 【企画コンセプト】”と題して制作秘話を語っている動画がある。作り手の目線から語られる話はとても興味深い内容なので、ぜひチェックをしてみてはいかがだろうか。