松山英樹が今年初の日本での試合に向けて久常と調整 米ツアーで自己タイのシーズン3勝目指す
日本で開催される唯一の米国男子ツアー(PGA)、ZOZOチャンピオンシップ(24~27日)に出場する松山英樹(32=LEXUS)が、開幕2日前の22日、会場の千葉・習志野CCで練習ラウンド後、公式会見を行った。今年は2勝を挙げてPGA通算10勝の大台に乗せ、8月のパリ・オリンピック(五輪)では、ゴルフで日本男子初の表彰台となる銅メダルを獲得。未勝利に終わった昨年から飛躍の1年となったが「メダルを取ってから初めての日本でのプレーなので、同じようにプレーできように、やらなきゃいけないなというプレッシャーはあります」と、表情を引き締めた。 インコースの9ホールを回った練習ラウンドは、今季、もう1人、PGAを主戦場としてていた久常涼と一緒に回った。18番パー5では、久常から「ナイスバーディー」と、声を懸けられると、冗談ぽく久常を方を見ながら「ヨッシャー!」と声を出し、右手を力強く握った。仲の良さそうな雰囲気と、同じく一緒に歩いて回ったパリ五輪日本代表監督で、PGA通算3勝の丸山茂樹氏とも談笑するなど、明るいムードに、見守ったギャラリーも笑顔が絶えなかった。19年大会で2位、21年大会で優勝した得意コースを、入念に確認していた。 今大会に勝ってPGAでシーズン3勝を挙げれば、16-17年シーズンと並ぶ自己最多となる。「もちろん優勝を目指してやっていますけど、そうじゃない目標もあるので、自分のやりたいことを、しっかりとやりながら結果につなげていけたらなと思います」と、来季も見据えて課題に取り組みながら、結果も求めていくつもりだ。