釧路市動物園でシマフクロウのひな1羽誕生
北海道の釧路市動物園(鈴木貴博園長)は23日、シマフクロウのアオイ(雌、2019年生まれ)とR黄(アールき)(雄、18年生まれ)の間に1羽のひなが生まれたと発表した。同園では32卵目、同つがいにとっては初めての2世誕生となった。 同園によると産卵は3月10日。17日にふ化を確認した。アオイは同園生まれでR黄は22年に旭山動物園から来園、23年1月からつがいで飼育している。同園では1994年、初めてふ化に成功。人工ふ化を含め24回31個がふ化し、現在まで12羽が同園などで飼育されている。 現在、ひなは2羽から互いに餌をもらうなど順調に成育中で、生後50~60日ほどで巣立ちを迎える。同つがいは園内の「シマフクロウ舎」で飼育しているため、一般来園者も巣立ち後のひなを見られるほか「とりみロッジ」では巣箱内のひなのカメラ映像を見ることができる。
釧路新聞