「点を取る意欲、全然感じられない!」4連敗高知Uに永島昭浩さんが喝!「目の前のことに集中を」
高知さんさんテレビ
4連敗を喫し、J昇格に向けていよいよあとがなくなったわれらがユナイテッド。今のチームに足りないものは何なのか?サッカー界のレジェンドに聞きました。 鍛治屋アナウンサー:「ようこそ高知へ!」 永島昭浩さん:「こんにちは!永島昭浩です!」 レジェンドとは元日本代表のフォワードとして活躍し、ヴィッセル神戸ではキャプテンとしてJ1昇格に導いた永島昭浩さんです。苦戦が続くユナイテッドについて、20日の試合を前に永島さんはー 元日本代表・サッカー解説者・永島昭浩さん: 「ここ3試合連敗が続いているんですけど思い出す!JFL時代、神戸でJリーグに昇格する時、同じような気持ちというか、選手の気持ちが痛いほど分かる。結果のことが気になる。でも大事なことは結果ではなくて、目の前のプレーに集中することなので」 鍛治屋アナウンサー:「きょうの試合の注目ポイントはどこですか?」 永島昭浩さん:「ずばり先制点です!本来の力をもっともっと出すためには先制点が大きな力を呼ぶと思うので、何とか先制点を取ってもらいたい」 しかし…先制点を奪うこともできず、残念ながら試合は0対2で敗れました。さらに4試合連続で無得点という結果に終わりました。 高知Uサポーター: 「防戦一方な感じで、チャンスはもちろんあったんですけど、やっぱりちょっと2位のチームとしては不甲斐ない試合だったような気がします」 試合を永島さんに振り返ってもらいました。 元日本代表・サッカー解説者・永島昭浩さん: 「点を取る意欲、全然感じられなかった。守る気持ち、全く感じられない。言葉、掛け声、スタンドに聞こえなかった。戦っているのかってことですね」 厳しい口調で指摘したのは戦術以前に必要な勝利への執着心です。 元日本代表・サッカー解説者・永島昭浩さん: 「ユナイテッドの選手の怒鳴り声とか、かけ声とかそういうものがないのが1番残念だった。そういうものがプレーだけじゃなくて、やはり心の底から声を出して鼓舞して、そしてリーダーでなくても思うことを伝える。これがサッカーだと思います」 さらにフォワード出身の永島さんが一番の敗因としてあげたのは意外にもディフェンス面での課題でした。 永島昭浩さん: 「高知ユナイテッドが1番反省して修正しなければいけない点。それがピッチを三分割した時のディフェンシブサードここに現れていました。ボール保持者に対してファーストディフェンダーが100パーセントのダッシュで1メートル(の至近距離)までプレッシャーをかけて、相手がどうしていいかわからない状況を作らないといけないのに、高知の選手は2メートル以上の距離感。そして60パーセントぐらいのダッシュでしか詰め寄らなかった」 象徴的なシーンがこちらー 永島昭浩さん: 「ここですよね。ここからこれ見てください。5メートル以上あるじゃないですか。この選手はもっと(相手選手の)足元にボールが入る瞬間には100パーセントのダッシュで顔を上げさせない、コースも切るというプレーが一番必要」 さらに先制点を奪われたシーンではー 永島昭浩さん: 「クリアする。拾われる。右サイドの選手に渡る。ディフェンダーとことこ歩いているでしょ。失点する理由がある、あそこはボールが右サイドにいった瞬間にプレッシャーをかける、ボールを奪うことができる距離まで詰めることが大事なのに、ジョギングですよ。だめですよ、それしちゃ、そりゃ失点する。これJ3、J2、J1簡単に点取れますよ」 サポーターからはこんな質問もー 高知Uサポーター: 「めちゃくちゃ悔しいです!永島さん教えてください。なんで高知はゴールを決めきれないんですか?教えてください」 永島昭浩さん: 「単純です。常に前向きで目の前のことそれに集中できるメンタリティと集中力、これが一番点取るには必要だと思います」 Jリーグ昇格に向けて浮かび上がったユナイテッドの課題。残り5試合しかない中、求められる戦いとは? 元日本代表・サッカー解説者・永島昭浩さん: 「とにかく負けないこと。ディフェンシブサードの考え方をしっかりすれば絶対に負けない。つまり失点しないということ。そうすると必ずチャンスが生まれて、少ないチャンスでもリズムが生まれて、気持ちをもって臨めば必ず点は取れる。それを信じることです。楽しむとかじゃない戦うんだ!乗り越えるんだ!挑戦するんだ!その気持ちをもって臨むこと」
高知さんさんテレビ