アニメ映画で一番欲しかった「特典」は? 「冊子」「劇中グッズ」など意見さまざま
とにかく種類が多い映画の特典
今や、アニメ映画は毎週のように新作の上映が始まっています。その多くに用意されているのが入場やムビチケカードの購入に際しての特典です。ランダム配布や週替りの特典がリピーター狙いの「特典商法」などとして非難されることもありますが、そもそも映画館に足を運ぶのは作品ファンであれば、特典目的でなくとも「タダでもらえるなら……」ととりあえずもらっておく人も多いでしょう。 【画像】幻の入場者特典って知ってる? これが一部の映画館限定だった『SLAM DUNK』の特典です
そんな特典の内容は、各作品によって工夫がこらされておりさまざまです。まずはアニメ映画によくある3種類の特典について、最近の事例をみてみましょう。
●劇中のシーンを使用したフィルム アニメ映画の定番といえるのが、劇中のシーンを使用したフィルムです。どのシーンが使われているかは開けてみるまで分からず、好きなキャラクターや印象的なシーンのフィルムかどうか……だけでなく、そもそもキャラクターが写っているかどうかも分からないため、ドキドキ混じりに楽しめる特典でした。 ちなみにこの特典フィルム、「しおり」として扱われるケースもあります。電子書籍の普及が進む昨今ですが、小説などに好きな作品のフィルム風しおりを使うのはアニメファンとしてちょっとうれしい体験でしょう。 ●マンガや小説、ガイドブックなどの冊子 冊子も定番特典のひとつです。といっても作品によって中身はピンキリですが、最近では『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の入場者特典として「ハイキュー!! 33.5巻」が配布されました。その内容は原作者による描き下ろしマンガやイラストなど全128ページの大ボリュームで、読み応えはかなりのものです。「劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』」で配布された書き下ろし短編小説などもこれに類するものでしょう。 少し前の映画ですが、『グッバイ、ドン・グリーズ!』の特典として配布された冊子も印象的です。こちらは全32ページですが、そのなかにスタッフやキャストのインタビューなどがたっぷりと掲載されたガイドブックで、「これがあればパンフレットを買わなくていいのでは!?」と思わされるほどの充実ぶりでした。