【深ヨミ】最新アルバムも長期ヒットとなる可能性を見せるAdoの販売動向を調査
2024年7月29日付のBillboard JAPAN週間“Top Albums Sales”で、Adoの『残夢』が16,415枚を売り上げ6位を獲得した。(集計期間2024年7月15日~7月21日) その他の画像 『残夢』は前作『Adoの歌ってみたアルバム』から7か月ぶり、となる4枚目のアルバムで、オリジナル・アルバムとしてはデビュー作『狂言』から2年4カ月ぶり2枚目のリリースとなっている。本作はBillboard JAPAN週間“JAPAN HOT 100”で首位を13回獲得する大ヒットとなった「唱」や、椎名林檎が提供した「行方知れず」などを含む全16曲が収録されている。また、本作は発売初週に112,441枚を売り上げ首位を獲得、2週目も16,415枚と勢いを維持している。 ここでは、Adoのアルバムの販売動向を、SoundScanJapanのデータを使用し調査した。 まず、今作『残夢』を含む4作のアルバムの初週セールス枚数、および2024年7月21日までの累計セールス枚数をグラフ化したものが図1()である。 初週セールスが最も高いのは本作と同じオリジナルアルバムである『狂言』の142,724枚で、次いで本作の112,441枚となっている。累計販売枚数に目を向けると『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』が最も高く402,747枚を売り上げ、次いで、『狂言』の309,927枚となっている。『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』は初週セールスの3.7倍、『狂言』は2.1倍の累計販売枚数となっており、Adoのアルバムは長く売れ続ける傾向にあると言えるだろう。 本作『残夢』は、デビュー作の『狂言』に続いてセールスランキングの首位を獲得し、2週目も好調を維持しており、過去作と同様、長く売れ続けるタイトルになる可能性は高い。これからもAdoの活躍に期待したい。