金色堂フレーム切手に 12月2日から販売 日本郵便東北 平泉町へ贈呈【岩手】
日本郵便東北支社(小野木喜惠子支社長)が発行するオリジナルフレーム切手「世界遺産平泉」の贈呈式は29日、平泉町役場で行われた。同町の中尊寺金色堂が今年建立900年を迎えたことを記念するもので、12月2日から同支社管内の一部郵便局で販売される。 贈呈式には同支社と同町から12人が出席。同支社を代表して県南部地区統括局長を務める米谷一範広田郵便局長が「これまで発行した平泉に関するフレーム切手の中でも今回は重厚な意匠で、販売前から引き合いや問い合わせが多い。切手の販売を通して平泉を側面からサポートさせていただく」とあいさつし、青木幸保町長にフレーム切手を収めたファイルを手渡した。 青木町長は「金色堂建立900年の切手販売が東日本大震災からの復興を含め、東北の新たな文化を広く発信していくものになることを願う」と語った。 フレーム切手は、金色堂内陣の写真に俳人・松尾芭蕉が詠んだ「五月雨の 降り残してや 光堂」の句がレイアウトされたシートの右側に110円切手5枚をつづったもので、切手には「金色堂」「金色堂覆堂」「中尊寺ハス」「金色堂須弥壇(しゅみだん)」「月見坂」の写真がそれぞれ使われている。 1シート1350円(税込み)で、金色堂建立900年にちなみ、限定900シートを販売。同町をはじめ、一関市、大船渡市、陸前高田市、住田町内の郵便局と東北各県の中央郵便局の計61局で取り扱うほか、来月5日からは郵便局のネットショップでも購入できる。