出雲市で「特殊詐欺」被害が直近4週間で3件 警察が2024年2回目の「注意報」発令(島根)
出雲市民が被害者になった特殊詐欺が6月3日までの4週間に3件発生したのを受けて、出雲警察署が6日付で特殊詐欺注意報を発表しました。 出雲警察署によると、5月12日から6月3日までの4週間に、出雲市民が架空料金請求など3件の特殊詐欺の被害にあいました。 いずれの事件も犯人が捕まっておらず、今後も市民が特殊詐欺の被害にあう危険が高いことから、出雲警察署は、6月6日から15日までの10日間、「特殊詐欺注意報」を発表しました。 出雲市に特殊詐欺注意報が発表されるのは、2024年になって2回目です。 出雲警察署によると、60代の男性が、出雲税務署をかたる人物から「税金の払戻金がある」と電話で持ちかけられ、指示通りにATMを操作して約99万円を振込み、だまし取られたほか、70代の女性が、実在する企業をかたって未納料金を請求する「架空料金請求」詐欺で約29万円、ウェブ広告をきっかけに投資話を持ちかけられ、約127万円を、それぞれだまし取られる被害がありました。 出雲警察署は、SNSやウェブ広告を通じて知り合った人からの投資話や「短期間で高配当が受け取れる」といった誘い文句、「ネットバンキングで個人名義の口座に振り込め」、「携帯電話を持ってATMへ行け」などの指示は詐欺の可能性が高いので、1人で判断せず、警察に相談するよう呼びかけています。
山陰中央テレビ