台風9号 低気圧に変わっても注意 23日頃は北日本で大雨 厳しい残暑 2週間天気
台風9号は低気圧に変わっても、雨雲のもととなる暖湿気が流入。23日(金)頃は北日本で大雨になる所がありそう。気温は平年より高い傾向が続き、厳しい残暑は収まる気配なし。暑さのピークを過ぎても、熱中症対策を。
21日(水)~27日(火) 週の後半 北日本で大雨か
この先1週間は、台風9号から変わる低気圧や前線の影響で、雨の降る日が多いでしょう。 台風9号は、明日21日(水)に朝鮮半島付近へ進んだあと、22日(木)には熱帯低気圧に変わる予想です。23日(金)は低気圧が北海道に近づき、本州付近に前線がのびるでしょう。晴れ間の出る所でも、急な激しい雨や雷雨に注意が必要です。23日(金)頃は雨の範囲が広がり、北海道を中心に大雨になる所があるでしょう。25日(日)以降も曇りや雨の所が多く、太平洋側で雨量が多くなりそうです。 最低気温、最高気温ともに、全国的に平年より高い日が多いでしょう。22日(木)は二十四節気の「処暑」。暦の上では暑さが収まる頃ですが、九州から関東の内陸を中心に35℃以上の猛暑日の所がありそうです。今週末以降、猛暑日地点は少なくなってきますが、厳しい残暑が続くでしょう。
28日(水)~9月2日(月) 天気急変・熱中症に注意
28日(水)以降も、列島に暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。北海道は、すっきりしない天気が続きそうです。東北から沖縄は晴れ間があっても、連日のようににわか雨があるでしょう。関東や九州は晴れる日が多いですが、天気の急変に注意が必要です。 気温は平年より高い日がほとんどでしょう。最高気温は、東北から九州、沖縄で30℃以上の日が続き、真夏のような暑さです。朝晩も気温は高く、9月に入っても関東から西では熱帯夜となる所が多いでしょう。暑さのピークを超えても、エアコンの使用やこまめな水分補給など、熱中症対策は万全にしてください。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子