能登半島地震 生存率低下する72時間迫る 食料・生活用水の不足深刻に
日テレNEWS NNN
能登半島地震による石川県内の死者は78人にまで増えています。生存率が著しく低下するとされる72時間が迫る中、懸命の救助活動が続いています。 輪島市では、これまでに県内最多となる44人の死亡が確認されています。県によりますと、ここ輪島市内には少なくとも10人の安否不明者がいるということです。 生存率が著しく低下するとされる72時間まで残り5時間を切り、4日午前中には、他県警が崩れてしまった建物に取り残された人がいないかなど一軒一軒確認していました。 また、物資の不足も課題となっています。市内にはおよそ1万1000人が避難所に身を寄せていて、県によりますと3日時点で物資は2000食分しかないということです。 こうした中、輪島市役所に4日朝、自衛隊の給水車がはじめて到着。およそ1000リットルがわずか1時間でなくなってしまったといいます。また、午前中に取材した際には、市内の足湯施設で使う井戸水をくみ上げ生活用水に使うという男性もいました。 こうした状況を受けて自衛隊は4日、市内5か所に物資を届ける予定だということです。