ロシア、北方領土で対日戦勝行事 名称変更後初、支配誇示
ロシアが太平洋戦争での対日戦勝記念日とする3日、北方領土の択捉島や国後島で記念行事が行われた。ロシアが「第2次大戦終結の日」としてきた9月3日を今年「軍国主義日本への勝利と第2次大戦終結の日」に名称変更してから初の記念日。1945年8月末から9月初旬にかけて旧ソ連軍が侵攻し、占領した北方四島の実効支配を改めて誇示した。 択捉島の紗那(ロシア名クリーリスク)では兵士らがパレードした。戦車や多連装ロケット砲といった兵器も展示され、市民が多数集まった。国後島の古釜布(同ユジノクリーリスク)や色丹島でもソ連兵の慰霊碑への献花などが行われた。