除雪トラック出発式 園児ら作業員を激励【山口】
降雪の季節を目前に、国土交通省山口河川国道事務所(田村桂一所長)は15日、山口市宮野上の宮野スノーステーションで除雪トラックなどの出発式を開いた。招かれた宮野幼稚園(原田園美園長)の年少~年長児計15人が作業車に乗車するとともに、安心・安全な道路環境の維持に取り組む作業員へ激励の言葉を贈った。 園児たちは、山口国道維持出張所の山根裕市所長(48)から凍結防止剤散布車や道路パトロールカーの機能の説明を受けた。除雪トラックが雪に見立てた発泡スチロールを運ぶ様子を見学。各車両への乗車体験では、ハンドルを握って作業員に成り切って楽しんでいた。年長の大田結月ちゃんは「車が大きくて格好いい」と声を弾ませた。 出発式では作業員へ園児たちが「冬の道路を守ってください」と元気よく言葉を贈った。 除雪トラックは路面の凍結が予想される場合や積雪が5㌢以上あった場合に出動する。昨季(11月~3月末)は計6日、散布車は計25日出動した。 同事務所道路管理第2課の山本和正課長(55)は「今年は強い寒波の到来が予想されている。早めの冬タイヤ着用と降雪時の不要不急の移動は控えてほしい」と呼び掛けた。