ビビってる?優しさ?停止線、すんごい手前で止まるやつなんなん!
街中を走行していると、先頭で信号待ちをしているクルマが、停止線のかなり手前で停車している光景をみかけることがあります。「なんでそんな手前で止まってるの??」と、気になります。なぜ停止線から離れて止まるのか、そしてこれはルール的に、マナー的にどうなのか? 考えてみました。 落雷時、クルマの中にいたほうが安全?バッテリーEVはどうなる?
■右左折車にぶつけられそうで怖い!?
停止線から大きく離れた手前で止まることについては、大きな理由もなく無意識にそうしているドライバーもいるかもしれません。が、なんらかの理由があるとして考えるならば、右左折車に配慮して、もしくは(右左折車に)ぶつけられそうで怖くて手前で停止している、ということが考えられます。 狭い道路で、先頭で信号待ちをしている際、トラックやバスなどの大型の車両が、交差する道路から右左折してくると、「これ、ぶつからないの?」という距離感になることは確かにあります。 ただ、停止線から下がった位置で停止していなくても、その右左折車が通行を禁止されている車両でない限り、正しい運転操作で右左折すれば曲がることができるように交差点は設計されています。
道路交通法第43条において「車両等は、道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない。」と、「停止線の直前」と規定されていることを考えれば、停止線から大きく離れた手前で停止することは、道路交通法違反にもなりかねない行為。大型車のドライバーはプロドライバーです。こちら側が大きく停止線から離れなくても、安全な方法で運転してくれるはずです。
■信号が見えない?
ほかにも、クルマの形状に要因があって、停止線から離れた手前で止まっている、ということも考えられます。ホンダN-BOXやダイハツタントなどの軽スーパーハイトワゴンのように、フロントガラスが垂直気味に立ち上がっているクルマの場合、停止線手前で停止したとしても、状況によっては、クルマの真上に近い位置に信号機がきてしまうことがあります。特にホンダN-BOX/(スラッシュ)は、シート位置はN-BOXと同じですが、ルーフを100mmも下げた影響で、直上の信号機が見えにくく、苦労をするようです。