エア・ドゥ、純利益19.1%減34億円 最終黒字2期連続=24年3月期
エア・ドゥ(ADO/HD)が5月29日に発表した2024年3月期決算(非連結)は、純利益が19.1%減の34億1600万円で、減益だったものの2期連続の最終黒字となった。2025年3月期の業績見通しは、営業収入は増収、営業利益と経常利益はそれぞれ減益を見込む。 営業収入は前年同期比24.2%増の515億5600万円、営業利益は32.8%増の34億7300万円、経常利益は36.0%増の32億4100万円。営業費用は23.6%増の480億8200万円で、このうち事業費は23.2%増の433億9800万円となり、販売費及び一般管理費は27.5%増の46億8300万円となった。 2025年3月期の業績見通しは、原油価格の高止まりや円安の継続、物価高の影響などにより費用増が予想されることから、営業収入525億円(24年3月期比9億4400万円増)、営業利益21億円(13億7300万円減)、経常利益20億円(12億4100万円減)、営業利益率4.0%(2.7ポイント低下)を見込む。エア・ドゥは、コロナ後初の業績予想となった2023年5月29日発表の2024年3月期の見通しから、純利益の開示を見送っている。
Yusuke KOHASE